EOG滅菌代行
オートクレーブの高温ではなくエチレンオキサイドガス(EOG、酸化エチレン)による滅菌
ひとつの箱に収まるならば何個でもOKです!
箱の目安:宅急便の80サイズ( 27cm x 22cm x 31cm 程度、容積 18L程度)
*医療機関さまからの医療法施行令 第四条の七 第二項に該当する滅菌はお請けすることができません。予めご了承ください。関連法令:医療法 第十五条の二 、医療法施行規則 第九条の九
はじめてのご依頼
メールかFAXにて、ご依頼の旨をお伝えください。依頼品が準備できていれば、返信を待たず、すぐに当社へ発送していただいて構いません。滅菌依頼書を同梱してください。滅菌が完了し、ご入金確認できましたら返送いたします。振込先はこちらをご覧ください。
<初回料金(消費税10%含む)>
滅菌作業一式 6,600円
初期費用 2,200円
送料 (地域に応じた費用)
発送先:株式会社サイサン 越谷営業所 滅菌係 宛
住所:〒343-0002 埼玉県越谷市平方2366-1
電話:048-977-5550
- メールもFAXも使えない場合はお電話をお願いします
- 滅菌に関するご質問等あればメール/FAXにお書きください
- 前払いが難しい場合は、発注書をいただければ対応いたします。
滅菌バッグの販売・滅菌条件変更
滅菌の流れ
滅菌パックに封入済みのものを当社へ発送
↓
当社で滅菌処理(約1~3日)
↓
滅菌済みのものを返送
*お客様が郵送してから返送するまでに一週間弱とお見積もり下さい。
*往復の送料はお客様負担となります。返送用の宛名状を同封いただいても結構です。
滅菌物を入れる箱の大きさ(目安)
こんな方にお奨めです
- 滅菌の頻度が低く、滅菌装置を購入するほどではない
- 施設内が狭く滅菌装置を置いておくスペースがない
- 滅菌作業が頻繁で自前の設備だけではまかないきれない
- 滅菌装置を設置すると作業環境測定をしたり、作業者に特殊健康診断を受けさせたりしなくてはならず、管理・維持が大変
- 有毒ガスである酸化エチレンを近くにおいておきたくない
滅菌物のサンプル
滅菌装置に滅菌物を詰める様子
滅菌に関するFAQ
- どのような装置で滅菌していますか?
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当社では東邦製作所製のCT-380Eとタマノ製パールEO-200Mという滅菌器を使用してます。
- 滅菌されたことを確認する方法は?
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滅菌庫の中にクラス5のケミカルインジケーターを投入し、その色の変化によって滅菌の可否の判定を行っています。EOG滅菌用のクラス5ケミカルインジケーターは、インテグレーティングインジケータとも呼ばれ、EOガス濃度・温度・滅菌時間・相対湿度の4つの反応パラメータに関して、条件を満たしたかどうかの判定が可能です。バイオロジカルインジケータを使用してはいませんので、滅菌結果の証明書の発行はできませんが、滅菌作業の報告書は作成いたします。
- かかる費用は?
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滅菌器に収まる分量なら1回につき6,000円(税別)です。 初期費用は2000円(税別)です。滅菌物を発送する際の送料はお客様でご負担ください。(別途、返送の送料がかかります)
- 滅菌の条件を教えてください
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滅菌時間は、55℃で4時間を行っています。使用しているエチレンガスは、常温状態で酸化エチレン20%型のものです。
滅菌をより低温で行いたい場合は40℃で7時間という条件でも滅菌可能です。(別料金)滅菌時間、エアレーション時間、滅菌後の空気入れ替え工程の回数は別料金にて変更可能です。
- 滅菌時、サンプルに圧力がかかり、押しつぶされるようなことは起こりますか?
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基本的に滅菌器内(直径31cm×奥行45cmの円筒形)に収まり、無理に詰め込むなどのことをしなければ大丈夫です。
- どのようにサンプルを送ればいいですか?
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サンプルを送る場合には、滅菌バッグに品物を入れて、両はじをシーラーにて封印した上で、手ごろな箱などに梱包して送っていただければ結構です。 (滅菌バッグをお持ちで無い場合はご相談ください。数枚であればご提供いたします。また、当社で滅菌バッグへの封入作業(有償)を行う方式も可能ですのでご相談ください。)
- 滅菌工程の詳細を教えてください
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- 使用ガスの組成:E. O. G. 20%, 炭酸ガス 80%
- ガス濃度: 約 490 mg/L
- 真空圧力: -0.05MPa
- 缶内圧力: 0.1MPa
- 缶内温度: 55℃(50℃から60℃)
- 缶内湿度: 50%以上
- 滅菌時間: 4時間
- 換気回数: 10回(滅菌終了後にEOガス排出を行う回数)
- エアレーション時間: 8時間以上
- 滅菌工程の詳細
- 納期を教えてください
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最短で「お客様から当社への郵送日数+滅菌作業時間(1日)+当社からお客様への郵送日数」となります。お客様のお手元を離れてから再び戻るまで1週間程度みていただければ確実です。
下記のような報告書を添付して返送いたします。 滅菌作業報告書 サンプル
その他
- 雑誌「医療機器学」の「医機学 Vol.79, No.8 (2009)」に掲載された記事"滅菌工程料の算出(第3報)"によりますと、一回当たりのEOG滅菌にかかる費用は5,958円と試算されております。(
機器の保守点検費用は含まず左記費用には保守点検料も含むとのことです。ご著者よりご指摘いただきました。お詫びして訂正いたします。 2014.4.7) - 今和泉 静枝: 滅菌工程料の算出(第3報) : -12年の経過と業務体制の変化から- . 医療機器学, Vol. 79, No. 8: 631-637, 2009 .
- 滅菌バッグについて --シールバリデーション,無菌性の破綻など--
- EOGの消失が早いグループ:ラテックスゴム、シリコンゴム、軟質塩化ビニール、ポリエチレン、ガーゼ、綿など
- EOGの消失が遅いグループ:ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、圧縮綿、不織布、縫合糸、ナイロン(特に遅い)、ABS(特に遅い)など
- 超音波フローメーターの成形について (低分子のポリカーボネートがEOGで劣化することを報告している)
- EOGガスメーカー(製品名):ステリテック(カポックス), 小池メディカル(アセプトン),和歌山酸素(エルナック), エア・ウォーター(ダイサイド)
- 滅菌とプラスチック
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