ppm と % の解説
2種類以上の混合ガス・標準ガスの成分の表現方法として ppm と % がありますが、
その二つの単位の解説です。
% (パーセント) は 1% が100分の1を表します。
全体を100個に分けたときの1個の要素が1%です。
だから、1%のものを100個集めれば全体になります。
一方、ppm (ピーピーエム)は 1 ppm が 100万分の1 ( 10-6 ) を表します。
ppm は parts per million (パーツ・パー・ミリオン)の略です。
(million (ミリオン) は 100万 の意味です)
ですので、1ppmのものを100万個集めれば全体になります。
よって、%とppmの変換は下記のようになります。
- 100 % = 1,000,000 ppm (100万ppm)
- 10 % = 100,000 ppm (10万ppm)
- 1 % = 10,000 ppm (1万ppm)
- 0.1 % = 1,000 ppm (1千ppm)
- 0.01 % = 100 ppm
- 0.001 % = 10 ppm
- 0.0001 % = 1 ppm
ちなみに、 ppm と似た単位として ppb や ppt というものがあります。
並べてべき乗で書くとわかりやすいのですが、
10の-6乗、-9乗、-12乗と10の肩に載る数字が3ずつ増えています。
ppm = parts per million (100万分の1 = 10-6)
ppb = parts per billion (10億分の1 = 10-9)
ppt = parts per trillion (1兆分の1 = 10-12)
参考: % = percent (100分の1 = 10-2)
余談ですが、莫大なお金のことをミリオンダラー(100万ドル)とか、
大金持ちのことをミリオネアとかいったりしますが、
それらの単語とmillion (ミリオン, 100万)は語源的には同じになります。
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