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液体窒素をプールに投入して昏倒

メキシコでのイベントで、プールに液体窒素を投入するというデモンストレーションを行った結果、1人が昏睡状態に陥り、8人が病院に搬送されたということです。

液体窒素は、基本的に無害ですが、液体窒素が大量に蒸発し、酸素濃度を極端に低下させた場合は窒息の恐れがあります。今回のビデオのような惨事は、まさにそうした状況が引き起こされたからでしょう。

液体窒素がプールに投入されると、瞬時にして液体窒素は蒸発します。気化した窒素ガスは、通常の温度ならば空気と重さがほとんど変わらないため下に溜まることはないですが、今回は気化したばかりで冷えており、そのため空気に比べ相対的に重く、プールの水面に留まったのだと推測されます。

その結果、水面上が局所的に酸素不足状態となり、プールの中にいた人は窒息してしまったと考えられます。

液体窒素をプールに投入すると雲のような白い煙が一面にできて、幻想的な光景になりますが、そのような危険性を考慮したうえで使用すべきでしょう。


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