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医療用亜酸化窒素 medical nitrous oxide

医療用亜酸化窒素(笑気ガス、液化亜酸化窒素)の医薬品コード表です。
平成23年7月31日現在の資料から抜粋しました。

メーカー 品名 規格・単位 薬価 包装単位 JANコード 薬価コード
エア・ウォーター [ 外 ][ 局 ]
液化亜酸化窒素 (エア・ウォーター)
1g 4.5 2500g 4977343 120916 1116700X1142
7500g 4977343 120923 1116700X1142
30000g 4977343 120930 1116700X1142
小池メディカル [ 外 ][ 局 ]
小池笑気
1g 4.5 2500g 4987586 360918 116700X1088
7500g 4987586 360925 116700X1088
30000g 4987586 360932 116700X1088
昭和電工 [ 外 ][ 局 ]
笑気ガス 〈ショウワ〉
1g 4.5 2500g × 1瓶 458029239 0912 1116700X1100
7500g × 1瓶 458029239 0929 1116700X1100
30000g × 1瓶 458029239 0936 1116700X1100
住友精化 [ 外 ][ 局 ]
笑気ガス 〈住友精化〉
1g 4.1 2500g 458224217 6119 1116700X1037
2500g 458224217 6126 1116700X1037
7000g 458224217 6133 1116700X1037
7500g 458224217 6140 1116700X1037
30000g 458224217 6157 1116700X1037
昭和電工-中外製薬 [ 外 ][ 局 ]
笑気ガス 〈ショウワ〉
1g 4.5 2500g × 1瓶 4987136 106546 1116700X1100
7500g × 1瓶 4987136 106553 1116700X1100
30000g × 1瓶 4987136 106560 1116700X1100
日産化学工業 [ 外 ][ 局 ]
液化亜酸化窒素 (日産)
1g 4.5 3500g 4957919 360908 1116700X1061
2500g 4957919 360915 1116700X1061
7500g 4957919 360922 1116700X1061
30000g 4957919 360939 1116700X1061
700g 4957919 360946 1116700X1061
日本エア・リキード [ 外 ][ 局 ]
液化亜酸化窒素 (日本エア・リキード)
1g 4.5 30000g 4987722 000029 116700X1053
7500g 4987722 000036 116700X1053
2500g 4987722 000043 116700X1053
平成ガス [ 外 ][ 局 ]
笑気ガス
1g 4.1 1116700X1134
星医療酸器 [ 外 ][ 局 ]
アネスタ
1g 4.5 2500g × 1本 458029403 0915 1116700X1126
7500g × 1本 458029403 0922 1116700X1126
30000g × 1本 458029403 0939 1116700X1126
和歌山酸素 [ 外 ][ 局 ]
マルワ亜酸化窒素
1g 4.5 700g 4987761 110901 1116700X1045
2500g 4987761 110918 1116700X1045
7500g 4987761 110925 1116700X1045
30000g 4987761 110932 1116700X1045

日本薬局方 亜酸化窒素

亜酸化窒素

Nitrous Oxide

N2O : 44.01

本品は定量するとき, 亜酸化窒素(N2O)97.0vol%以上を含む.

性状 本品は室温, 大気圧下において無色のカスて, においはない.

本品1mLは温度20°C, 気圧101.3kPaで, 水1.5mL又はエタノール(95)0.4mLに溶け, シエチルエーテル又は脂肪油にやや溶けやすい.

本品1000mLは温度0°C, 気圧101.3kPaで約1.96gてある.

確認試験

(1) 本品に木片の燃えさしを入れるとき, 木片は直ちに燃える.


(2) 本品及ひ亜酸化窒素1mLすつを, 減圧弁を取り付けた耐圧金属製密封容器から直接ホリ塩化ヒニル製導入管を用いて, それそれカスクロマトクラフィー用カス計量管又はシリンシ中に採取する. これらのカスにつき, 定量法の操作条件てカスクロマトクラフィー〈2.02〉により試験を行うとき, 本品から得た主ピークの保持時間は, 亜酸化窒素の保持時間に一致する.

純度試験

本品の採取量はその容器を試験前6時間以上,18~ 22°Cに保った後,20°Cで,気圧101.3kPaの容量に換算したものとする.


(1) 酸又はアルカリ新たに煮沸して冷却した水400mLにメチルレッド試液0.3mL及びブロモチモールブルー試液 0.3mLを加え, 5分間煮沸する. その50mLずつを3本のネス ラー管A, B及びCに入れる. 更にA管には0.01mol/L塩酸0.10mLを, B管には0.01mol/L塩酸0.20mLを加え ,密栓して冷却する. 次に口径約1mmのガス導入管の先端を管底から2mmに位置し, 15分間で本品1000mLをA管中に通じるとき, 液の色はB管中の液のだいだい赤色又はC管中の液の黄緑色より濃くない.

(2) 二酸化炭素水酸化バリウム試液50mLをネスラー管に入れ, 本品1000mLを(1)と同様の方法で通じるとき, 液の混濁は次の比較液より濃くない.

比較液 : 水酸化バリウム試液50mLをネスラー管に入れ, 炭酸水素ナトリウム0.1gを新たに煮沸して冷却した水 100mLに溶かした液1mLを加える.

(3) 酸化性物質ヨウ化カリウムデンプン試液15mLずつを2本のネスラー管A及びBにとり,これに酢酸(100)1滴ずつを加えて混和し, A液及びB液とする. A液に本品2000mLを (1)と同様の方法で30分間で通じるとき, A液の色は密栓して放置したB液の色と同じである.

(4) 過マンガン酸カリウム還元性物質2本のネスラー管A及びBにそれぞれ水50mLをとり, これに0.02mol/L過マン ガン酸カリウム液0.10mLずつを加え, A液及びB液とする. A液に本品1000mLを(1)と同様の方法で通じるとき,A液の 色はB液の色と同じである.

(5) 塩化物 2本のネスラー管A及びBにそれぞれ水50mL をとり, これに硝酸銀試液0.5mLずつを加えて混和し, A液及びB液とする. A液に本品1000mLを(1)と同様の方法で通 じるとき,A液の混濁はB液の混濁と同じである.

(6) 一酸化炭素 本品5.0mLを,減圧弁を取り付けた耐圧金属製密封容器から直接ポリ塩化ビニル製導入管を用いて, ガスクロマトグラフィー用ガス計量管又はシリンジ中に採取 する. このものにつき, 次の条件でガスクロマトグラフィー 〈2.02〉により試験を行うとき, 一酸化炭素の流出位置にピークを認めない.

操作条件

検出器 : 熱伝導度型検出器

カラム : 内径約3mm, 長さ約3mの管に300~500μmのカスクロマトクラフィー用セオライト(孔径0.5nm)を充てんする.

カラム温度 : 50°C付近の一定温度

キャリヤーガス : 水素又はヘリウム

流量 : 一酸化炭素の保持時間か約20分になるように調整する.

カラムの選定 : 混合カス調製器に一酸化炭素0.1mL及ひ空気0.1mLを採取し, キャリヤーカスを加えて100mLとし,よく混合する. その5.0mLにつき, 上記の条件で操作するとき, 酸素, 窒素, 一酸化炭素の順に流出し, それぞれのピークが完全に分離するものを用いる.

検出感度 : カラムの選定に用いた混合ガス5.0mLから得た一酸化炭素のピーク高さが約10cmになるように調整する.

定量法

本品の採取は純度試験を準用する.

本品1.0mLを, 減圧弁を取り付けた耐圧金属製密封容器から直接ポリ塩化ビニル製導入管を用いて, ガスクロマトグラフィー用ガス計量管又はシリンジ中に採取し, このものにつき, 次の条件でガスクロマトグラフィー〈2.02〉により試験を行い, 空気のヒーク面積ATを求める. 別に混合ガス調製器に窒素3.0mLを採取し, キャリヤーガスを加えて全量を正確に100mLとし, よく混合して標準混合ガスとする. その1.0mLにつき, 本品と同様に操作し, 窒素のピーク面積ASを求める.

亜酸化窒素(N2O)の量(vol%)=100 - 3 × AT/AS

操作条件


検出器 : 熱伝導度型検出器

カラム : 内径約3mm, 長さ約3mの管に300~500μmのガスクロマトグラフィー用シリカゲルを充てんする.

カラム温度 : 50°C付近の一定温度

キャリヤーガス : 水素又はヘリウム

流量 : 窒素の保持時間が約2分になるように調整する.

カラムの選定 : 混合ガス調製器に窒素3.0mLを採取し, 本品を加えて100mLとし, よく混合する. その 1.0mLにつき, 上記の条件で操作するとき, 窒素, 本品の順に流出し, それぞれのピークが完全に分離するものを用いる.

試験の再現性 : 上記の条件で標準混合ガスにつき, 試験を5回繰り返すとき, 窒素のピーク面積の相対標準偏差は2.0%以下である.

貯法

保存条件 40°C以下で保存する.

容器 耐圧金属製密封容器.

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