いろいろなボンベにつまったガス
一番左にある、大きなステンレス製のボンベは液体酸素や液体窒素
などの液化したガスを貯蔵するためのものです。
液体酸素を充填した状態ではこのボンベは300kgもの重さになります。
取り扱いには細心の注意が必要です。
その下にある、小さな取っ手つきの容器には主に液体窒素を入れます。
当社では主にこの容器で皮膚科をはじめとする病院に液体窒素を収めています。
左から2番目、3番目の容器が酸素の容器です。
日本の法律では「酸素の容器は黒い塗装をしてあるもの」と定められています。
基本的に容器(ボンベ)の色とその容器に詰めるガスは
水素は赤、炭酸ガスは緑、など、と決まっています。
写真の中にあるその他の小さな黒いボンベにも酸素が詰まっています。
左から2番目の大きいほうの黒いボンベには常圧にして7000リットルの
酸素が充填されます。
常圧にして、というのはボンベ内の圧力は約150気圧だからです。
その隣のボンベ(左から3番目)は6000リットルの酸素が詰まっています。
一番右側のボンベは窒素が詰まっています。
この容器も常圧にして7000リットルの窒素が詰まっています。
この容器は灰色ですが、アルゴンやヘリウムなどの不活性なガスは同じく灰色です。
右から2番目のボンベの肩の部分だけ青く塗装されたボンベには
亜酸化窒素(NO)が詰まっています。
亜酸化窒素は別名、笑気ガスとも呼ばれます。
麻酔作用があり、手術などで使われます。